研究会「フランスにおける家事事件手続~現状と課題、メディエーションの経験も踏まえて」開催(2012/10/31)

 秋も深まってきた10月31日にフランスの法廷弁護士でメディエーターも務めるクローディーヌ・ラリュー氏をお迎えして標記研究会が開催されました。

 大学の研究者だけでなく家庭裁判所の調査官や調停委員など実務に携わる方々のご参加も多数あり、皆さん熱心にラリュー弁護士のお話に耳をかたむけていらっしゃいました。

 

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ラリュー弁護士と大阪大学の長田真里先生
長田先生は体調が万全でないにも関わらず
通訳・翻訳そして今回の研究会のコーディネイトを務められました。
 
 
 

家事事件メディエーションという言葉は不勉強にも今回始めて耳にしましたが

「家事事件メディエーションは、多様化しまた発展が進む中での家事事件において、家族の断絶や別離状態に置かれている者の自治や責任で展開される家族関係の構築若しくは再構築のプロセスである。公正で、独立しており、資格を備え、かつ判断を下す権限を有しない第三者である家事事件メディエーターが、非公開の面接や当事者間の意思疎通の構築によって、当事者間の紛争の管理を促進する。」

という定義だそうです(レジュメより抜粋)。人間の感情的な面が最も絡んでくるであろう家事事件を、判断を下す権限なく調整するというのはどんなにか難しく忍耐のいることでしょう。弁護士がメディエーターとしても活動されることが多いそうですが、頭が下がります。

 

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ラリュー先生:知性と美しさだけでなく迫力もありました。
ありがとうございました。

 

 

最後になりましたが、この研究会は平成23年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)基盤研究(A)「変貌する家事紛争に対応した解決モデルの構築」(代表者:二宮周平(本学法学部教授))の研究の一環として開催されました。

 

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