研究会「台湾におけるジェンダー教育の進展と実情」開催(2012/12/10)

 12月10日(月) 標記研究会が開催されました。

 当日は小雪の混じる寒さ厳しい一日だったにもかかわらずご参加いただいた皆さま、ありがとうございます。

 今回ご報告いただいた陳先生と李先生は、早稲田大学で行われたジェンダー法学会第10回学術大会(12月7~9日)にご参加の後、京都に立ち寄り、当研究会にて貴重なお話しをお聞かせ下さいました。お忙しいスケジュールの中、ありがとうございます。

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陳惠馨先生 
(台湾政治大学法律学院教授/専門:法制史、ジェンダー法、家族法)
「台湾におけるジェンダー教育の進展とジェンダー政策」Dr.Chen.JPG
 陳先生はドイツのレーゲンスブルク大学に留学、同大学から法学博士の学位を授与されたのち、台湾女性学学会第6代会長、 中国法制史学会第16代理事長などを歴任、 現在、ジェンダー平等教育委員会委員、女性権益促進委員会委員、 総統府人権諮問委員会委員などの任につかれているそうです。また、台湾のジェンダー平等教育法の起草者でもあるとのこと。
 台湾のジェンダー研究のさきがけでもあり、現在もばりばりの第一人者なのですね。
 
 
李玉璽先生  
(台湾虎尾科技大学助理教授/専門は、法制史、授業としてジェンダー法を担当)
「台湾におけるジェンダー教育の実情と課題」  Dr.Lee.JPG
 李先生は北海道大学大学院法学研究科を終了(法学博士)されているそうです。日本語がご堪能で、当日は日本語で報告されただけではなく、補助的な通訳としてもご活躍いただきました。メールで連絡を取らせていただきましたが、やさしいお人柄があらわれるようなメールでした。
 でも、台湾から北海道に来られたときにはさぞや寒かったのではないでしょうか。

 

 最後に、研究会に参加された本学法学研究科M2のCさんから次のような感想を伺いました。

「昔の婦人問題というテーマから、現在のジェンダー平等意識に変わってきたということは、大きな進展だと考えています。ただ近代のジェンダー論は西洋の論説を借用したものであり、これから、東洋から世界に発信するという目標のため、文化が似ている東アジア諸国の観点が入っている学説を比較し、他国の良い制度や学説を研究し、将来独自の論説を造るため、このような国際交流研究会は不可欠だと思います。
 ジェンダー研究会に参加させていただき、台湾におけるジェンダー教育の立法過程について勉強になりました。ありがたいです。」

 アジアにはこんな視野をもった若い人がいると思うと胸が熱くなりました。Cさん、ありがとう!

 

※この研究会は
 主催:日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(A)(課題番号22243008)
     「変貌する家事紛争に対応した解決モデルの構築」(代表:二宮周平)
 共催:立命館大学国際言語文化研究所ジェンダー研究会
 で開催されました。
 
 
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