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森久智江

個人研究情報

森久智江

 九州大学大学院で助教を務めた後、2009年度より立命館大学法学部へ赴任いたしまして、刑事訴訟法を担当しております。研究領域としては、刑事訴訟法、少年法、刑事政策分野を対象としており、近年は特に、障害のある犯罪行為者の社会復帰や適正手続の在り方について関心を持って研究を進めています。
 障害のある犯罪行為者に対する刑事司法における対応については、近年、日本でも「地域生活定着支援センター」の設置等、新たな施策がはじめられたところですが、私が比較対象として着目しているのは、オーストラリアにおけるJustice Client(障害のある犯罪行為者)に対する諸制度です。当該制度については、「障害のある犯罪行為者(Justice Client)に対する刑事司法手続についての一考察」立命館法学327・328号(2010)928-955頁に現地調査の成果とともにまとめ、日本刑法学会関西部会(於:同志社大学・2010年7月25日)においても個別報告の機会を戴きました。また、オーストラリアでこのような制度が可能になっている背景として、社会内処遇の積極的な運用状況があり、その点は「オーストラリアの社会内処遇」龍谷法学43巻1号(2010)253-279頁で触れています。
 教育面においては、昨年度、2回生配当の小集団科目である展開演習で取り扱った死刑制度に関する議論と法学教育について、刑事法学フォーラム(於:東北学院大学・2010年6月4日)で実践報告をさせて頂き、それをもとに「死刑問題教育と議論 ある授業実践から見えるもの」季刊刑事弁護64号(2010)76-81頁をまとめました。2010年10月16・17日に当学で開催された法と心理学会におけるワークショップ「死刑と向き合う裁判員」においても、指定討論者として死刑制度をいかに議論していくべきか、コメントを行いました。

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